2012/07/01

どこにいるのか

皆さんこんにちは、超零細懐かしのメロディの時間です。

戦後Jリーグの成熟やアジア諸国のリーグの隆盛とともに、たくさんのサッカー選手がドナドナされていき、そしてその混乱のなかで、さまざまな別れや再会がありました。この歌は、そんな社会情勢を背景として作られたものです。
 

『中東帰りのエジ』

♪カタール買われていったー

 浦和黒字にしたー

 風の噂はエージー

 中東帰りの エジ エジ

 甘いゴールの思い出だけを

 胸にたぐって探して歩く

 エージ エージ

 どこにいるのかエージ

 だーれかエジを知ら~ないか~♪
 
 

エジを売ったお金で黒字です(キリッ

ってドヤ顔してたヤツがいるうちはどのツラ下げて帰ってきてくれなんて言えましょう。なのであくまで昨日思いついたネタですよネタ。元歌をわかる人も少なかろうが。

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2011/12/19

超零細詩集 秋刀魚の歌

あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば 伝へてよ、

客を失はざりしテレビ局と
金を失はざりし代理店をさなごとに伝へてよ

男ありて
今日のゲームに ひとり
さんまを食(くら)ひて
涙をながす と。

さんま、さんま、
さんまウザいか しょっぱいか。
そが傍に熱きメッシを召抱えて さんまを尊(たっと)ぶは
いづこの国のならひぞや。

あはれ
げにそは 問はまほしくをかし。
 

実はこの元詩の原作者、ネタにした人、両方ともワタシと同郷なんですよね。

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2011/12/14

各駅停車の旅

電車の揺れに身を任せて眠りこんでいた僕は、そのアナウンスを聞いてはっと目が覚ました。
 

にしのー にしのー 降り口はあきら側です。
 

降りようと慌てて飛び起きてドアへダッシュしたが、目の前でドアが閉まってしまった。あともう少しだったのに。

これで2駅連続で乗り越してしまった。もっとも、ひとつ前の岡田駅では目を覚ましたときにはもうドアが閉まりかけていたのだが。
 

電車は西野駅をゆっくり発車する。次の駅で降りなきゃいよいよヤバい。そう思って焦る僕の耳に車内アナウンスが聞こえてきた。
 

次の停車駅はミハイロ・ペトロビッチ、ミハイロ・ペトロビッチです。

途中のクルピ駅は都合により通過します。

この列車は各駅停車の○○行きです。
 

あれ?行き先がよく聞こえなかったぞ。

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2011/12/02

続々 ウソップの寓話

前回までのお話はこちら
 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 

『あ、街の明かりが見えてきたぞ!』

客のひとりがそう叫んだ。

断崖絶壁の縁で運転を変わったスクールバスのドライバーは、途中で道を間違って南アルプスの山のてっぺんまで登りそうになったり、舵を失って天竜川の谷に吸い込まれそうになりながらも、なんとかここまで皆を運んできたのだ。

さあ飯田の街は橋を渡った先、もうすぐそこだ。まさかここへ来て橋が落ちることはないだろうが慎重を期して渡ろう。
 

ただ、この橋が『明日へ架ける橋』なのか『地獄への架け橋』なのかはまだ誰にもわからない。

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2011/10/21

続 ウソップの寓話

今季の開幕前にこんなネタを書きました。

そこに今の状況を反映するとこんな感じになります。
 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

添乗員の、これに乗り換えれば早く京都に着けますという言葉に戸惑いながらも乗り換えてみたところ、ちょっと走り出しただけですごく乗り心地が悪いと感じた。

しかも、今まで乗っていたのがスピードはあんまり速くないものの世界的にも最新の技術をふんだんに使用した車両だったのに対し、今度のは様々な動作を自動制御する装置すらほとんど入っていない10年前の古臭い車両だった。

そしてしばらく走って気が付いたのだが、この車両はどうも鉄道ですらなく大型バスらしい。その証拠に、ときどき信じられないほどの急カーブを左右にふらつきながら走っている。鉄道ならばこれほどの屈曲はないはずだ。
 

車窓には山が見えてきた。

どうやらこのバスのドライバーは運転が下手なばかりか極度の方向音痴らしい。川沿いを走っているからどうやら天竜川を遡っているようだ。京都へ行くんじゃなかったのか?

やはり同じようにそう思った人たちが休憩でバスが停まるたびに続々と降りてゆく。そうして空席が目立つようになったバスだが添乗員は全然気にもしていない。まだ乗っている人たちもそろそろ諦めの境地で、とりあえず飯田あたりで一泊してあらためて京都を目指したほうがいいんじゃないかと言う人が出始めた。

しかし添乗員はあくまで京都に向かっているんだと言い張っている。そのうち、添乗員の中で内輪もめが発生してそのうちの1人がバスの外に追い出されてしまった。そんな最中でもドライバーは何か訳のわからないことを口走りながら運転している。
 

やがてバスは断崖絶壁の縁に出る。

なのにドライバーは適当に走るもんだから、ついにそこで4輪のうちの1輪を脱輪してしまった。このままでは崖の下に落ちるのも時間の問題だろう。進退窮まった添乗員はついにドライバーを車外に放り出し、車内にいる人間から代わりのドライバーを探す。

ところが大型免許を持っている人はほとんどおらず、やっと探し出したのが大型免許は持っているものの大型バスの運転の経験はほとんどないスクールバス専門のドライバーだった。

添乗員もやっと軌道修正して飯田を目指すと明言した。
 

さてスクールバスのドライバーは果たして皆を無事に飯田の街まで送り届けることができるのだろうか。

 

なお、崖の下とは比喩でありJ2を貶める意図はまったくありませんので念のため。

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2011/10/04

白い冬

超零細昭和歌謡集 白い冬


一人で想う 秋はもう深く
過ぎ去れば 空しく消えた日々

あなたに逢えた 時はもう遠く
迎えつつあるは 悲しい白い冬

ボトムで暮らす 今は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々

あなたを愛した 時はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全てあなたのことは
秋の枯れ葉の 中に捨てた

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2011/10/03

秋の気配

超零細昭和歌謡集 秋の気配


あれがあなたの 好きな場所
ピッチが見渡せる 小高いゴル裏

あなたの声が 大きくなる
僕は黙って 下を見てる

ペを止めて 奴を止めて
さかのぼる ほんのひととせ

こんなことは 今までなかった
僕があなたから 離れてゆく
僕があなたから 離れてゆく

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2011/08/17

みかんの花咲く丘

♪ 
みかんの花が 咲いている
思い出の位置 下の位置
はるかに見える 脚や鯱
上位がとおく 霞んでる

黒い煙を はきながら
浦和はどこへ 行くのでしょう
波に揺られて ペと広瀬
気持ちがぼーっと なりました

何時か来た道 フクさんの
一緒に眺めた Vゴール
今日も試合を 観ていると
きびしいあの日 思われる
 

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2011/08/11

マエストロの夜

直輝がU22代表で1ゴール1アシストを決め、フル代表がダイナミックなサッカーで韓国に完勝した夜、僕は妙な夢を見た。
 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 

クラシックのコンサート会場に僕はいる。

拍手とともに中年の男性ピアニストが舞台に登場。

やがて曲を弾き始める。

感情たっぷりに身振りを交えつつ。

観客の中にはうっとりとした目で聴いている人もいる。

だけど僕にはつまらなく聴こえる。

あくびをしつつ、プログラムを見るとこう書いてあった。
 

ピアノソナタ第6番ペ単調 『情熱』

第一楽章
アレグロ・エネルジコ・エ・パッショナート
早く 勢いをもって 情熱的に だけど動きは少なく

第二楽章
ラルゴ・モンデナイヨ
ゆっくりと 感情をこめて揉(ry 

第三楽章
ヴァリエーション~フィナーレ・ドゲザ
同じことを繰り返し 最後は土下座
 

さて、演奏が終わったら、観客はどんな反応を示すのだろうか。

万来の拍手? アンコール?
 

僕? 足を踏み鳴らしたい気分だね。

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2011/03/04

降臨 2011開幕

「調子はどうじゃ。」
 

聞き覚えのある声に振り返ると、そこにはやはりもうすっかり見慣れた姿の老人がいた。

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