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2012/11/29

プレーオフ決勝雑感

先の11月23日(金)、J1昇格プレーオフ決勝、大分vs千葉の試合を国立競技場へ見に行ってきました。

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以下、それについての感想もろもろです。

 
日本一残酷な、歓喜の一戦。

J1昇格プレーオフの公式キャッチフレーズですが、ぶっちゃけ、よくもまあこんなピッタリなフレーズを思いついたもんだと、すべて終了した今でも(だからこそ)感心しています。
 

雨の国立。レッズサポ的には良い思い出しかないものの、サッカーを見るには正直少し嫌な天気です。しかしそんなちょっと重い気持ちも、スタジアムに向かうにつれ薄くなってきます。そして、ゲートを通ってコンコースに入りたくさんのサポーターの姿を見たら、そんな気持ちよりも楽しみな気持ちのほうが強くなってきました。

ワタシたちの席はバックスタンドアウェイ側の指定席。チケットはまだプレーオフにどこが出るのかも決まっていない段階で買いました。アウェイ側を選んだ理由は、そっちのほうがビジョンが見やすいから、ただそれだけです。

そして、そこにシーズン5位のジェフ千葉がやってきたのでした。

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周りは黄色のサポーターで囲まれるだろう、そう覚悟してきたのですが、実際に席に着いてみると案外黄色をまとっている人が少ないのです。2段下の人はヴァン君の小さいぬいぐるみを持った人がいたし、2段上には真っ赤なポンチョを着て『峻希~!』と叫んでいた人がいました。

どうやら国立の指定席がわずか1000円で買えるというJリーグチケットの早期割引に釣られてこの席を買った当事者以外のサポが多かったみたいです。何を隠そうワタシら自身がそうなのですけれども。

史上初のゲームに立ち会いたいと思ったサッカーファンが多かったってことでしょう。
 

とは言いながら、やはりアウェイ側のゴール裏はぎっしり黄色で埋まっており超満員。選手入場に合わせて大音声の『アメイジング・グレース』(?)が始まります。

負けじとホーム側からもトリニータの歌が聞こえてきます。さすがに千葉側に比べて人数では劣りますが、声では負けていません。

タイトルがかかったカップ戦の決勝に勝るとも劣らないすごい雰囲気。
 

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試合展開自体は、スカパーと国営で中継があったために見ている人が多いと思いますので、ワタシがここにあえて詳しく書くまでもないでしょう。

一言で言えば、両チームともシーズン中の戦い方がそのまま表れたゲーム内容ではなかったかと思います。

つまり、千葉にとっては圧倒的に攻めながらも点が獲れずに勝ちきれないという悪い面が、大分にとっては押し込まれても粘り強く守ってワンチャンスを確実にものにするという良い面が。
 

しかし、それも所詮結果だけを見た時の印象であって、千葉のあのパスが通っていたら、シュートが決まっていたらというシーンがかなり多かったことからも、本当に紙一重の勝負だったように思います。

いずれにしても言えるのは、史上初の大会にふさわしい痺れるゲームであったということ。そして、そのキャッチフレーズの通り、千葉の関係者の皆様にとっては本当に残酷な結果でした。
 

林のゴールが決まった瞬間、そしてタイムアップの笛が鳴り響いた瞬間の、周りの時が一瞬止まったかのような静寂は、たぶんなかなか忘れられないと思います。
 

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サッカーファンの間でも賛否の分かれている今季のプレーオフ制度ですが、ワタシは今の方式には概ね賛成です。

・J2中位チームにも最後までモチベーションを維持させる
・J1とJ2、それぞれ別の時期にクライマックスを持たせる

たぶん営業的な狙いとしてはこういうことだと思うのですが、これを今のシーズンのスケジュールでできるだけ公正に実施しようとすれば十分妥当なやり方かなと思うのです。

シーズンを通じて戦った結果が順位であって、いかなる事情があろうともそれを蔑ろにするのはダメ。そういう考え方があるのは理解しますし、至極真っ当な考え方だとも思います。

しかし、そうは思いながらも、まあこれならいろんな面と照らし合わせても許容範囲じゃね?そうも思うのですよ。
 

もしこれが2位まで、あるいは全3枠ともプレーオフ、とか、順位が上のチームのアドバンテージがない(少ない)とかいうんであれば話は別でワタシも反対ですけれども、最後の一枠だけを、引き分けは上位の勝ちという形で決めるのはアリかな、と。各チームともそのレギュレーションを前提にシーズンを戦ってきたわけですし。

すべてがハッピーになる方法なんて簡単にできないんですから、いろいろやってみて、その結果をいいとか悪いとか言えばいいんだと思います。

どっちにしても、Jリーグにとって大きなイベントが新たにひとつできたことは間違いない、現地で見てそう感じました。
 

あ、そうだ、もうひとつ思ったことがあるんでした。
 

本気でJ1昇格を狙うなら2位以内を目指すべき。
 

そういうことです。

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