僕は昔よく聴いたアルバムのCD(当時は当然レコード盤だったわけだが)をプレーヤーにセットしPLAYボタンを押した。
ピアノの一音のあとすぐに艶のあるボーカルが歌いだす。
Tonight's The Night We'll Make History.
『歴史を作る』か。
よく何かを成し遂げたときにそういう表現を使う。だけど、歴史にはいいことばかりじゃなく悪いことだってあるはず。最高であろうとどん底であろうと、そのときまさに歴史はリアルタイムで作られている。
その曲が終わると、今度は違う声のボーカルが今度はこう歌いだす。
Too Much Time On My Hands.
時間はあり余るほどある。それを過去に対して使えば後悔が残る。しかしそれを未来に対して使えば希望が出来る。過去に使うか未来に使うか、それは人によって違うだろうしもちろんどちらが正解かはわからない。
またボーカルが変わり、次の曲はまた最初の高い声がこう叫ぶ。
Nothing Ever Goes As Planned.
物事はだいたいにおいて思った通りには行かない。そんなのは誰でもわかってること。誰でもわかってるのに誰もがそれを心の底から望んでいて、しかもそれが簡単ではないのを知りながらうまく行かないことを簡単には許さない。
そういえばこのバンドの名前は『三途の川』という意味らしい。
三途の川の手前まで行くのか、それとも渡るのか。 どっちにしてもそいつを見届けてやる。
僕らのパラダイスシアターはそこで終わりはしない。
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