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2006/06/23

杜の都の無職様

ワールドカップやらちっしーの移籍やらで更新が遅くなってしまいましたが、6月17日(土)ユアテックスタジアム仙台へ行ってきました。

以下、そのレポートです。(いつになく真面目モードかつ長文注意)

Vega

初めてワタシがこのスタジアムを訪れたのは2000年8月5日、我々がJ2で一生懸命もがいていたときである。

その年、仙台スタジアムで戦うのはそれが2回目だった。最初の4月の試合では、1万8千人超の観客が詰め掛け、これは確か当時のベガルタの観客動員数の記録になったと記憶している。2回目のその時も17,933人、初回にはわずかに及ばないもののほぼ満員であった。

試合は1-1で相手に退場者が出るも、延長で幾度もあったビッグチャンスを決めきれず結局引き分けた。75分(後半+延長前後半)エンドレスで唄い続けた大脱走が伝説になったゲームだった。

足の止まった仙台のディフェンスラインの後ろに何度も抜け出るFW大柴の前に立ちはだかった仙台GK高橋範夫の姿が今でも忘れられない。


その大柴ももういない。そのときの出場選手で今も浦和に残っているのは、山田、内舘、永井、岡野、小野の5人だけである。

片や仙台の出場選手にも、賀谷、蓮見、藤吉ら懐かしい名前が並んでいるが、その中で今も仙台に残っているのはわずか1人になってしまった。

その名は千葉直樹。

今も当時と同じ背番号7を背負い主力として活躍している。地元東北学院高卒、今では唯一の存在となったブランメル時代から仙台一筋の生え抜きであり、決して華があるわけではなくどちらかといえば地味な存在であるが、粘り強い守備をベースにした堅実なプレイを見せる渋い選手である。

とここまで書くとあることに気づくレッズサポも多いのではないだろうか。

そう、ウチの無職様こと内舘とことごとく重なるのである。ワタシが選手名鑑にこの人を称し『仙台版無職様』と書いたのはそうした所以があるからなのだ。

あれから6年の月日が流れたこの日の試合にも、先発メンバーに千葉の名があった。


仙台はこの前の節のヴェルディ戦で、木谷がレッド、ロペスが累積4枚目のイエローを受け出場停止。しかも白井がアキレス腱断裂の大怪我で離脱と、主力選手3人を欠いての苦しい布陣である。特にセンターバックは、今年広島から移籍してきた池田昇平と、去年市立船橋高から入団した2年目の渡辺広大の、あまり出場機会のなかった2人がコンビを組んでおり、他サポの目から見ても少し不安に思える。

この日の仙台は今年一番の暑さ。日向ではじっとしていても汗が噴き出してくる。ピッチを駆け回る選手たちにはかなりの負担になるであろうことは容易に予想できた。

ロペスのいない仙台の中盤にはぽっかりとスペースが出来ていた。そのスペースを札幌がうまく基点に使い、細かいパス回しやサイドに散らしたりして何度も仙台のゴール前に迫る。仙台も何度かそれを跳ね返して押し上げ、いい位置でFKをもらったりするものの決めきれない。

中盤を支配し程よい距離を保ちながら全体で押し上げてくる札幌に比べ、前と後が完全に分かれた仙台はなかなか攻守で良いリズムを作れない。結局酷暑で先に足が止まったのは仙台のほうだった。

前半、クリアのし損ないがゴール前に飛び出たフッキの懐に収まりそのまま打ってゴール。後半、余裕で間に合うこぼれ球を軽率なプレイでかっさらわれゴール前のフッキへ。難なく決められた。結局ゲームは0-2のまま札幌の勝利。最後まで運動量の落ちなかった札幌の前に、仙台はスコア以上の完敗を喫してしまった感がある。


そんな中、千葉は1人で奮闘していた。

前後左右、ボールの行くところには必ず顔を出し、札幌の攻撃の芽を摘んだ。不慣れなセンターバック2人をフォローしつつ、高い位置を取る両サイドバックの後ろを埋め、後半FWの関口と交代で池田が引っ込むと、最終ラインに入り最後まで走り続けた。


今年仙台は外国人の補強に成功し攻撃的なポジションのブラジル人3人だけでも点が獲れる。ボルジェスの決定力、チアゴ・ネーヴィスの技術、ロペスのキープ力はそれぞれ目を見張るものがある。J2では図抜けていると思うし、J1でも十分通用するだろう。

しかし、それも千葉のような汗かき役がいてこそ初めて成り立つのではないかとも思うのである。いくら攻撃のタレントが揃っていようと彼らが攻撃に専念できてこそ機能するし、チームとしてもうまくいく。そういう意味で、千葉は今の仙台には不可欠な存在だと感じた。

もちろん、そんなことは素人のワタシが言うまでもなく、ジョエル・サンタナ仙台監督は当然のように千葉を使い続けているのだが。レッズサポであるワタシには、その姿が(容姿も含め)頑固なまでに内舘を使い続けたハンス・オフトと重なるのである。


翌日仙台から帰って、ワールドカップの日本代表の試合をTVで見た。
そうだ、このチームには汗かき役に徹することのできる選手がいないんだな、あらためてそう思った。もしこのチームの中盤に千葉や内舘のような選手がいたら、勝敗はともかく、せめてもっといい内容のゲームが出来たかもしれないな、と。

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その他もろもろ

出場停止の木谷、ロペスがコンコースでサイン会。
ピッチ上の怖そうなイメージに反し、近くで見たロペスは笑顔の爽やかな好青年だった。そしてデカかった。(これほどではないが)

Kitani

Lopez

 

名前が変わっても(仙スタ→ユアスタ)相変わらず素晴らしいスタジアムだった。交通至便、トラックなしの専用設計、仙台サポに宮城スタジアムが不評なのがうなずける。

実はまだ持ってなかった仙台のミニフラグ、在庫切れとのことで今回も購入できず。「これはまた仙台に来いということですね」by 中の人

ベガルタの自販機。

Vender_vega


ということで、今回もまたまたとってもお世話になってしまったこちらの中の人を始め、岩本テルと共演したこちらこちらの中の人ご夫婦、ウハウハアンテナで有名なこちらの中の人、いつぞやの元旦にご一緒させて頂いたこちらの中の人、その他中の人じゃないたくさんのベガサポの方々、皆様大変お世話になりました。

来月、もっともっと暑い埼玉県北部地方で皆様のお越しをお待ちしております。

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コメント

レポありがとうございます。
ミニフラッグの事も有りますし、次は昇格が決まる頃に仙台へお越し頂ければと。
お二人に刺激されてか、ブログ休眠中のあの方が来月ユアスタ参戦予定ですよ!

投稿: ROM | 2006/06/24 01:17

昇格が決まるような試合に他サポが行っては失礼です...と書いたけどワタシ2001年の最初の昇格決定試合を生で見てたんだったw

ところでブログ休眠中のあの方ってウチのサポのあの方?

投稿: にゃんた2号 | 2006/06/24 16:51

タクシーのボンネットで目玉焼きが作れるという熊谷...森○が壊したトイレの壁は直ったのだろうか?

ってことで、遠征しますので、お会いできるのを楽しみにしています♪

投稿: よっしぃ | 2006/06/24 22:09

夏場は前橋、甲府が好敵手です(最高気温の)。てことは対戦相手の方が慣れてるってことですので、あんま暑くなると不利ですね。

いずれにしろお待ちしております。早めに着くのであればスペシャル企画も考えてますけど...

投稿: にゃんた2号 | 2006/06/25 11:56

中の人のうちの約一名でございます。先日のユアスタではちゃんとしたご挨拶をせず失礼いたしました・・・。
ナオキをフィーチャーしていて大変嬉しいレポでした。もっともあんな感じで奮闘振りが目立っているときはチームの状態が良くないときなんですが(汗)。

灼熱の熊谷に駆けつける選ばれし者に幸があることを信じ、熊谷でお会いしたいと思います。

投稿: つるすけ | 2006/06/26 22:18

いえいえ、こちらこそ勝手にリンクしてしまいましてかえって恐縮です。
熊谷では是非堂々たる勝利を見せていただけるものと信じておりますよ。
では熊谷にて再び。

投稿: にゃんた2号 | 2006/06/26 23:31

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6月17日 天気:クソ暑い 先月、約二年ぶりにこちらとの再会を果たした筆者。 実 [続きを読む]

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