« 荒川ダム | トップページ | 大門ダム »

2021年12月 8日 (水)

塩川ダム

荒川ダムからいったん中央本線や国道20号の走る谷の斜面まで戻り西進、今度は塩川という河川の谷を遡っていく。その奥には増富ラジウム温泉だとか、どん詰まりには日本百名山の瑞牆山(みずがきやま)が控えるが、塩川ダムはその手前にある。

ダムまでの道程には集落が点在していて、しかも紅葉のビューポイント的な場所もあるため、意外に交通量は多い。道路は未改良、改良済み、改良工事中の箇所が混在しているが、未改良箇所も普通車同士がすれ違い出来る程度の幅は確保されていた。

ということで車載動画。

 

 

ダムの両岸は切り立った山肌だが、左岸側の堤体からひと山越えた辺りが鞍部で比較的なだらかな斜面になっていて、道路はそこを大きなヘアピンでゆったりと登っていく。鞍部の台地上に到達すると、そこにはビジターセンター等の観光施設があった。駐車場には結構な台数の車が停まっていて、観光の人もたくさん歩いている。正直なところ山の中の寂しい風景を想像していたが、予想していたよりも盛況な雰囲気である。

その理由はダム湖の周りの山を見ればすぐに納得できる。一面の紅葉で、荒川ダム周辺よりもさらに見事な風景である。ダム湖には『みずがき湖』という名前が付けられており、検索すると『みずがき湖 紅葉』という候補が表示される。つまりは、ここも紅葉の名所なのであった。

__20211208182001

ただ、ワタシの目的はあくまでもダム、左岸のトンネルを抜け天端を渡って管理事務所の駐車場へ入ると、そちらには人はいなかった。

塩川ダムは堤高79m、堤頂長225m、県営の重力式コンクリートダムである。竣工1997年(平成9年)と比較的新しいダムであるため、可動ゲートレス&V字集約型の導流壁を持つ平成スタイルであった。モダンでクールな外見である。

Photo_20211208182101

残念だったのは、右岸側に斜め前から堤体を見渡せる場所が設けられているにも関わらず、そこが閉ざされて入れなかったことである。ネット上で拾った画像を見る限りそこから撮ったぽいものが見受けられるのになあ。もちろん無断進入はしなかったけど。


気を取り直してビジターセンターへ移動する。みずがき湖は堤体に対して横長に広がっており、ビジターセンターも湖畔に建っているのだが、前述の通りその辺りは山と山の間の鞍部になっている。ビジターセンター横の湖岸をよく見るとロックフィルダムのリップラップ様に岩が積み上げられていて、後で調べたところ、鞍部ダムとは呼ばれていないものの浸食を防ぐための表面処理を施工されているとのことであった。

ちょうど昼時だったのでビジターセンターで名物のベーコンカレーを食す。デカい厚切りベーコンが2切れものったボリューミーなメニューで、うまかったけどワタシにはチト多かったかも。そういえば外食も久しぶりなのであった。

__20211208182101


さて、次は往年の超メジャー観光地のほど近くにあるダムを目指す。

|

« 荒川ダム | トップページ | 大門ダム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 荒川ダム | トップページ | 大門ダム »